2019-01-01から1年間の記事一覧

D.C.~ダ・カーポ~アーカイブス SAKURA Editionを手に入れた

D.C.~ダ・カーポ~アーカイブス SAKURA Editionを手に入れたので、D.C.の全作品の「ちゃんとした」感想を残していこうかなと思う。暇なので。 もしかしたらこのページをたびたび更新して、インデックスとして使用するかもしれない。

ポール・オースター『ムーン・パレス』

読んだ。忘れないようにメモをしておこう。 オースターはやっぱり小説がうまい。 三つの物語が語られる。 MSの話、エフィングの話、バーバーの話。 小説をよく読む人間にとって、バーバーの物語は、『ムーン・パレス』の行く末を暗示するもののように思える…

倫理のよくわからなさ

ウィトゲンシュタインは倫理をとても大事なものだとしていた。さらには、倫理は語りうるものではない、とも言った。 語りうるものとしての「論理」 語りえないものとしての「倫理」 自らの言語の限界が世界の限界であり、その外側には語りえないものが広がっ…

感傷について

私はいつでも孤獨である。言語に絶えた恐ろしい悲哀を私一人でじつと噛みしめて居なければならない。生きながら墓場に埋められた人の絶望の聲を地上のだれがきくことが出來るか。 私が根かぎり精かぎり叫ぶ聲を、多くの人は空耳にしかきいてくれない。 私の…